御嶽田の原12/07/16 今日は「海の日」。恒例の御嶽山草花散策日です。 天気予報では、王滝村は、雨のち曇り。梅雨前線が北上し、東北北部に停滞し、東北南部以南は「梅雨明け」のような様相で、気温が上昇し、真夏日になる、と言う。この分だと、御嶽も晴れるかも。
期待に胸ふくらませ、家を3時45分に出発し、中央高速多治見ICに向かう。多治見市に入る頃には、空は晴れ渡り、今日の幸運を予感させるように、細い月(月齢26日)の横に明けの明星があり、金星の真上に木星が輝いていた。 中津川ICを降りる頃からド曇りの天気に。近くの岐阜県恵那市笠置山や、恵那山、長野県木曽町南木曽岳の山頂部は厚い雲に覆われている。19号線をひたすら北上し、木曽町に入る頃には、ポツポツと雨が。王滝村に入ると、本降りの雨に。「多分、御嶽山の山頂部は、下界と違って晴れ」と信じ切って登って行くが、一向に晴れない。 6時25分、田の原駐車場到着。雨は本降りで、霧が掛り、風も吹いている。 「またもや、雨か」。6月初旬の岐阜県白川村天生自然公園の訪問、数年前の6月の御嶽田の原での暴風雨が、頭を過ぎる。 駐車場は、3分の1程が埋まっていて、外には人影が無く、皆、車の中で待機している模様。 このまま帰っても仕方ないので、風雨の中、傘を差して、草花散策へ。 トイレに、人が大勢佇んでいて、雨待ち顔。「この雨、何時止むのでしょうね」「多分、お昼までには止むと思うが、待ちきれないので、下山して、奈良井宿辺りでもブラブラしますわ」岐阜県美濃加茂市からの人達でした。
私は、7合目まで、傘を差しながら、ピストン。駐車場に戻り、更に、花を探してウロウロしていると、少し雨が小降りになってきた。雨が止むのを待機して、再チャレンジしようかな、と思う矢先から、風雨がまた強くなり、辺りが霧に包まれ、視界10mに...そんな雨風霧の中にも、続々と、新規な登山者を載せた車が、駐車場に到着。
私の7合目からの下山の一方で、合羽をきて、リュックに雨よけを掛け、登山道を登って行く人、多数。 「皆、根性あるね。今到着した人も、同じように、雨風の中、山頂まで行くんでしょうね」。
根性無しの私は、「やめた。やめた」。
田の原駐車場を出発したのが9時15分。 下界に降りてくると、王滝村役場付近から雨は止み、木曽福島まで来ると、ドピーカンの晴れに。 「失敗したかな」と思って、道の駅「木曽福島」から、御嶽方面を望むと、雲に覆われている... 「下山して、正解だったかも」...
待つ事の出来ない私の、ずぶ濡れの御嶽草花散策となりました。
肝心の花ですが、 6月訪問時に開花していなかった、クロユリ・コケモモ・ゴゼンタチバナ・クロマメノキなどが開花しており、7月半ばにも拘わらず、6月下旬のような様相でした。 クロユリは、駐車場で10株15輪、6合目で2輪、天然公園で10輪、綺麗に開花していましたが、雨に濡れて、良い写真が撮れたかどうか... コケモモは、6合目・奥社付近・7合目下で、ポツポツと開花しており、ゴゼンタチバナは、駐車場で開花し、奥社付近で全開寸前でした。 クロマメノキが6合目で開花し、ツマトリソウも6合目で20輪以上開花していましたが、雨に濡れてグチョグチョでした。 サラサドウダンが綺麗に開花しており、実になったツガザクラも見付かりました。エゾヨツバムグラは、駐車場で10株程開花していましたが、これも、雨でグチョグチョでした。 シラタマノキは、6合目登山道では蕾でしたが、駐車場では、開花していました。これは、暇にまかせて、駐車場のあちこちを見て回った成果です。 ホソバノキソチドリは、10株程ありましたが、全て蕾でした。ツルツゲは、7合目下まで探しに行ったのにも拘わらず、全て蕾でした。 コバイケイソウは、天然公園のものは、花穂も立っていませんでしたが、奥社前で、一群5株が全開していました。 |
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