月山・鳥海山贅沢ツアー旅行

7月5日から2泊3日の予定で、五つ星ホテルに宿泊しつつ、専門ネイチャーガイド付きで月山・鳥海山にも行く、と言う、阪急交通社中部日本営業本部が主催する「贅沢三昧のツアー旅行」に、夫婦で参加しました。

梅雨のさなか、初日と2日目はまずまずのお天気で、3日目だけは、雨に降られましたが、満足度ほぼ100%の、ツアー参加者26名の、旅行でした。

 

1日目(7月5日)

6時半に自宅を出発し、名鉄バス・JR中央線を乗り継ぎ、春日井市勝川駅を経由し、あおい交通のバスで、県営名古屋空港(小牧)に到着したのは、7時50分。

初対面の添乗員さんから、山形おいしい空港行のチケットを貰い、9時15分発のFDA機で、一路山形へ。

途中、窓からは、富士山が良く見えました。

10時20分、予定時刻通り、山形おいしい空港に到着し、朝日観光の観光バスに乗り込み、昼食場に向かう。

バスには、約50席あり、3日中2日間は、2人席に一人掛けの、ゆったり乗車でした。

昼食は、「三段の宝箱重」と言う、次世代の新和食、で、美味しいうえに満腹になりました。

1−1.山寺立石寺拝観

「静かさや岩にしみいる蝉の声」なる、芭蕉の句が読まれた、名所「山寺立石寺」へ。

立石寺近くの土産物店駐車場に到着したのは、12時半頃。

添乗員さんの話では、一番手前の根本中堂までは、石段50段ほど。そこから、山頂の宝珠山立石寺奥の院までは、1060段の石段があり、途中には、五大堂という展望台もあり、各々体力に合わせて、参拝し、13時半に、ここの駐車場に戻るように。なお、奥の院までは、四国香川の金比羅宮ほどきつくは、ありません、との事。

一週間前に横断歩道で転倒し、体力に自信が無くなってしまった、私は、女房殿と相談し、行けるところまで行き、出来たら、展望台まで行きたい、と、出かけました。

道中は、曲がりくねった石段の連続でしたが、木立に覆われ、ユキノシタが群生開花し、五大堂下では、コウダソウの実にも出会え、やっとの思いで辿り着いた、五大堂(展望台)では、汗まみれの体に心地良い涼風が吹き、眼下には、最寄り鉄道駅「山寺」が望めました。

下山後、駐車した土産店で、添乗員さんお勧めの(マツコデラックスさんが絶賛したという)サクランボソフトクリームを食し、美味でした。

以下、立石寺で辿った順に写真を掲載します。

根本中堂P

 

根本中堂P

 

日枝神社P

 

芭蕉像P

 

曾良像P

 

コウホネP

 

建造物配置図P

 

寺務所脇石段。ここから上り坂P

 

ユキノシタP

 

石段脇のユキノシタP

 

ムラサキニガナが2株P

 

百丈岩?P

 

弥陀洞P

 

仁王門P

 

納経堂と開山堂。もう一息で目的地P

 

岩場に咲く、ホタルブクロP

 

コウダソウの実P

 

性相院?P

 

コウダソウの実P

 

開山堂P

 

五大堂からの風景P

 

五大堂からの風景:釈迦堂?P

 

五大堂からの風景:山寺駅P

 

五大堂からの風景:山寺駅。同左P

 

 

1−2.山形県郷土館「文翔館」

文翔館は、国指定重要文化財「旧県庁および県会議事堂」との事で、古参のボランティアガイドさんの案内付きで、14時半過ぎから、約40分間、館内を巡りました。

建築にあまり興味が無い私ですが、何故か、写真撮影する気になりました。

旧議会議事堂P

 

旧議会議事堂P

 

旧議会議事堂:議場P

 

旧県庁舎:エントランスP

 

旧県庁舎:シャンデリアP

 

旧県庁舎:ステンドグラスタイプ1P

 

旧県庁舎:ステンドグラスタイプ2P

 

旧県庁舎:漆喰P

 

旧県庁舎:中庭からの、時計塔P

 

旧県庁舎:バルコニーから見た、時計塔P

 

旧県庁舎:正庁P

 

旧県庁舎:中央階段P

 

旧県庁舎:照明器具P

 

旧県庁舎:廊下P

 

 

1−3.山形・蔵王国際ホテル

16時ごろ、添乗員さん、バスガイドさん、一押しの、標高900mの位置に建つ、五つ星ホテル「蔵王国際ホテル」に到着。

到着と同時に、ホテルの浴衣に着替え、ホテルのマイクロバスで、その筋では評判の「蔵王温泉大露天風呂」に連れて行って貰い、20分間、渓流に造られた、野趣溢れる、露天風呂を堪能。

ホテルに帰着し、そのまま、男女の風呂が入れ替わる直前の、ホテルの露天風呂も堪能。

18時から、夕食会場で、豪華料理を堪能。特に、A5ランクらしき山形牛のしゃぶしゃぶに感激。

部屋でくつろいだ後、19時過ぎに、入れ替わりが行われた、風呂に行き、ボディーソープ・シャンプー後に、露天風呂に行くと、泉質が変わったのか、体の油分除去後の入浴のためか、お湯が、ヒリヒリと沁みました。

22時前就寝。

 

このホテルは、お勧めされただけのことはあり、風呂の上り場に多数の個室があり、風呂後のフリードリンク(アイスキャンディーを含む)が充実し、部屋のお茶なども充実していました。

 

 

2日目(7月6日)月山弥陀ヶ原散策

前日、自宅を出発する際、5時起き、だった為か、5時に起床。

女房殿は、4時過ぎから起きていたとの事。

6時過ぎ、朝風呂に出掛け、昨晩と同じ露天風呂の湯に浸かるが、ヒリヒリ感は、無し。

体から油分を除去したためのヒリヒリだったようです。

7時から、朝食バイキング。

おなかがあまり減っていないにも拘らず、沢山よそい過ぎて、食い過ぎに。

8時半、観光バスに乗り込み、添乗員さんから「もう一度、忘れ物が無いか、よく確認してください。眼鏡・入れ歯・貴重品、など、など」と言われ、大丈夫な筈、と、舌で口中の入れ歯を探ると、無いことに気が付き、慌てて部屋に戻り、朝食後の歯磨きで外した入れ歯(一本義歯)を装着。

バスは予定時刻を5分遅れて、月山に向けて出発。

車窓からは、山頂部に少し雲がかかった、月山が見えだし、

9時40分、山形自動車道の月山湖PAで、トイレ休憩。

カメラ持参で下車し、月山連峰、乗車中のバスを撮影。

湯殿山・月山(月山湖PA)P

 

乗車中の、朝日観光バス(月山湖PA)P

 

 

 

11時に昼食場所の「庄内観光物産館ふるさと本舗」に到着して、早めの昼食。

朝食バイキングで食べ過ぎて、おなかが減っていないのに、無理やり食す。

山形の郷土料理など美味しいものが沢山あった筈が、食傷気味。

11時50分再びバスに乗り込み、

途中、羽黒山随神門前駐車場で、月山のガイドさん1名を拾い、一路、月山8合目へ。

月山8合目までの道路は、狭く、車の行き違いが何度もあったせいか、8合目駐車場に到着したのは、予定時刻を20分ほど過ぎた、13時40分頃。

2−1.月山8合目弥陀ヶ原湿原

少し前までは、日照があったのに、標高1400mの駐車場に到着すると、空には雲が広がり、今にも雨が降って来そうな空模様。

急いで、雨合羽を着込み、散策に出発。雨模様のため、接写専用カメラの持ち出しは、諦めました。

8合目に、もう一人のガイドさんが待機されており、2班に分かれて、湿原散策に出発。

雨は降らなかったものの、散策時間が1時間10分の短時間で、月山「中の宮」への最短コースの往復と、弥陀ヶ原池塘群中途までの往復、に限定され、且つ、強風が吹きすさみ、花の撮影どころではありませんでした。それでも、色々な花が咲いており、頑張って撮影してきました。

見掛けた花は、ハクサンチドリ・ハクサンフウロ・エゾシモツケ?・ニッコウキスゲ・キンコウカ・イワイチョウ・ヨツバシオガマ・ヒメヘビイチゴ・ウラジロヨウラク・ゴゼンタチバナ・ツマトリソウ・チングルマ・ミズバショウ・コイワカガミ、などです。

イワイチョウP

 

イワイチョウP

 

ウラジロヨウラクP

 

ウラジロヨウラクP

 

エゾシモツケ?P

 

エゾシモツケ?。左と同株P

 

オオコメツツジP

 

オオコメツツジP

 

キンコウカP

 

コイワカガミP

 

ゴゼンタチバナP

 

シロバナニガナP

 

ズダヤクシュの実P

 

ツマトリソウP

 

チングルマP

 

チングルマ。同左P

 

ニッコウキスゲP

 

ニッコウキスゲP

 

ニッコウキスゲP

 

ニッコウキスゲP

 

ナナカマドP

 

ハクサンフウロP

 

ハクサンチドリP

 

ハクサンチドリP

 

ハナウド?P

 

ヒメヘビイチゴP

 

マイヅルソウP

 

マイヅルソウP

 

ミズバショウP

 

ミズバショウP

 

ヤナギの一種P

 

ヤマハハコP

ヨツバシオガマP

 

ヨツバシオガマP

 

 

2−2.秋田・フォレスタ鳥海ホテル

14時50分過ぎ。宿泊予定の五つ星ホテル:フォレスタ鳥海に向け出発。

ガイドさん2名を、往時に訪れた、随神門前駐車場で降ろし、トイレ休憩で道の駅に立ち寄ったりしながら、走行し、18時少し前、フォレスタ鳥海に到着する寸前、これまで辛うじて持っていた天気が崩れ、土砂降りに。

しかし、フォレスタ鳥海の駐車場に到着すると、雨は小止みとなり、濡れずに済みました。

18時半から、ホテル内レストランにて、豪華な和洋折衷懐石コースを食し、21時過ぎ、ホテルの露天風呂で、汗を流し、10時過ぎに就寝しました。

 

ここ、フォレスタ鳥海は、Aランクホテルとは言いつつ、前夜宿泊の五つ星ホテル:蔵王国際ホテルほどには行き届かず、個室のソファーにはシミがあり、風呂上り場のアメニティーは、皆無でした。

雨は一晩中降り続きました。

 

 

3日目(7月7日)鳥海山山麓獅子ヶ鼻湿原散策

この日は、山形おいしい空港16時15分発の飛行機に搭乗すべく、逆算すると、ホテルを7時50分迄に出発する必要があり、朝食は7時からなので、すぐに出かけられる支度をして、チャックアウト&朝食を済ませ、歯磨きなどは、朝食を食すレストラン周辺で済ます事、との「お達し」が、ありました。

 

前日同様、5時起床で、5時半朝風呂に。

荷造りを終え、身支度を整え、6時50分レストラン周辺に行く。

6時55分から、朝食バイキング開始。この日は、量を控えめにしました。

 

前日、ホテル到着の直前、添乗員さんから、この日の獅子ヶ鼻湿原散策についての話があり、「鳥海山周辺は降水確率100%で、強い雨が降る可能性があり、獅子ヶ鼻湿原の核心部には、道がぬかるんで行けそうもなく、また、雨の降り方によっては、駐車場から、対岸の獅子ヶ鼻湿原に渡る橋が、赤川の増水により、渡れないケースもあるから、その場合には、赤川を渡らないコースになるかも知れない、その点留意するように」、との事。

 

出発時間が迫る中、雨が降り続いており、雨の日の散策が嫌いな私は、居合わせた添乗員さんに、獅子ヶ鼻湿原の散策中止と言う選択肢の有無を尋ねると、道路封鎖以外で、散策中止は、契約上、あり得ない、との事。

 

7時50分、予定通りホテルを出発。

8時50分ごろ、鳥海山山麓中島台の獅子ヶ鼻湿原入り口レクリエーションの森駐車場に到着。

 

3−1.獅子ヶ鼻湿原「あがりこ大王」散策

2名のバス車中待機者を残し、添乗員さん+24名が雨合羽を着込み、現地で待機しておられた3名のネイチャーガイドさんにより、3班に分かれて、出発。

この日の散策は、赤川の増水が思ったほどではないため、橋を渡り、獅子ヶ鼻湿原東脇のブナ「あがりこ大王」までの往復とする、事となりました。「あがりこ」とは、肩車の事で、昭和期の冬季、炭焼きの材料確保のため、ブナの木の雪面から上の部分を伐採し、春になると、その切断面から枝が芽生え、肩車のような状態になったのが、名前の由来とのこと。

私が所属する班のガイドさんは、後で聞くと、「本庄山の会」を主宰されている、今野さん、との事、でした。

道中では、エゾアジサイ・ギンリョウソウ・シナノキ(落花盛ん)が開花し、ハナヒリノキの蕾、「あがりこ」状態のブナの木、ブナの実、オオカメノキの実、などに遭遇しましたが、風雨の中、カメラを雨でぬれたリュックザックから取り出して撮影する気には、ならず、写真撮影は、パスしました。

11時半ごろ、散策を終え、バスに乗り込んで、雨合羽を脱ぎ、一路山形空港に向け、出発

 

 

3−2.名古屋空港へそして帰宅

12時過ぎ、道の駅象潟ねむの丘で、車中で食す、弁当を積み込む。

15時少し前、山形おいしいク港に到着。雨は、少し前に上がりました。

16時15分名古屋空港行きFDA機に搭乗。名古屋が近づくにつれ、空は快晴になり、眼下には、御嶽山が黒々とした山体を横たえている姿が望めました。

17時25分名古屋空港着。

この日、獅子ヶ鼻湿原では、雨の中、凍えそうな感じだったのに、いきなり、35℃以上の高温下に戻ってきて、まるで、地獄に戻ってきたような感覚となり、うんざりしました。

 

JR勝川行のあおい交通バスの発車時刻まで、1時間ほどの余裕があるため、名古屋空港内にある食堂で、早めの夕食を食す。

3日前に来た時と逆コースを辿り、あおい交通バス・JR中央線・名鉄バスを乗り継いで、自宅に帰着したのは20時。

楽しい旅行でした。