岐阜県長野県県境神坂峠近辺22/06/24&25 少し前、女房殿が、「神坂峠にオオヤマレンゲを見に行く。一泊旅行で行くので、同行するように...」と仰る。 車も無く、雨が降るかもしれないし、花が見付けられるかどうかも判らないのに、どうして行くのか、と尋ねると、 オオヤマレンゲは、奈良県の大峰山で見られると言う事で何時か行こうと思っていたが、この所、鹿の食害が酷くて花を見るのが難しくなったと言う事だったのが、自宅からそんなに遠くない、中津川市神坂峠で、見られるなんて、この機会を逃したくない。大雨が降っても断行する。なお、オオヤマレンゲの場所には、宿泊予定の萬岳荘の管理人が案内してくれるので、絶対見られる。車は無くなったが、中津川駅からタクシーを使えば、片道1万円程で、神坂峠まで乗せてもらえる。往復のタクシー料金、萬岳荘の宿泊料金、は、全て、私(女房殿)が出す。また、帰りは、山麓のクアリゾート湯舟沢に立ち寄って、汗を流してから、帰宅するつもり、と仰る。
そんな訳で、半ば、拉致同行の形で、雨を覚悟した装備持参して、出掛けました。 10時頃中央線中津川駅に到着。神坂峠のある東側の山方面を見ると、神坂峠南に位置する恵那山は、山頂が雲に覆われ、雨が降っている模様。 ところが、タクシーに乗り、湯舟沢経由で林道を進むと、次第に空が晴れてきて、道路脇には、キバナノヤマオダマキやマタタビが群生開花していました。そんな中、約1時間掛けて、神坂峠に到着。雲はあるものの、空は晴れて来て、麓の中津川市も望めました。 神坂峠から萬岳荘へは、徒歩で10分程と言う事で、車道を歩み出し、女房殿が、萬岳荘の管理人に電話を入れると、「道が違う。神坂峠から左。13時待ち合わせの約束だったから、先に山荘で待っていてくれ」と言われる。 車道を左に逸れ、富士見台を目指すトラバース歩道を20分程進むと、笹原の中の「富士見台峠?」に到着。眼下に、萬岳荘の屋根が見える場所で、コンビニおにぎりの昼食を済ませ、萬岳荘まで下る。
待ち合わせの13時過ぎまで、少し時間があり、山荘の回りを散策すると、ヒメヘビイチゴ・クルマムグラが群生開花し、ハナチダケサシも蕾ながら群生し、ニシキウツギ・ナナカマドも開花していた。 30分ほど遅れて、萬岳荘の管理人が車で到着。 「明日からは、20人以上の客人があり忙しくなるけれど、今日の客はあなた達2人だけなので、これから、オオヤマレンゲの場所に連れて行ってあげる」と仰る。 てっきり、歩いてすぐの場所にあるかと思いきや、車で出かける、と仰り、私達二人も車中の人に...。
オオヤマレンゲは、神坂峠から中津川方面に、車で、10分程下った場所から上に4か所6株以上20輪程が全開しており、神坂峠に引き返す道すがら、株に遭遇するたびに停車し、写真撮影して来ました。道中、キバナノヤマオダマキは、下では満開だったのに、2ヵ所3輪の開花に留まっていました。終盤のミヤママタタビ1株、開花し出した多数のニシキウツギ・ツルアジサイにも、遭遇できました。
山荘まで戻って来たのは、15時。夕食まで時間があったので、私は、山荘から東に延びる、旧東山道を歩いてみる事としました。この旧東山道脇では、果実期を迎えたズダヤクシュ20株以上、果実期となったバイカオウレンの大群生、ツクバネソウ4株、終盤のマイヅルソウ数株、終盤のギンリョウソウ数株、などに遭遇できました。 旧東山道を途中から引き返し、山荘に戻ったのは、約1時間後の、16時少し前。少し雲が出いたものの、晴天が継続。 残された女房殿は、管理人さんの許可を得て、山荘敷地に自生するフキを摘んで、キャラブキ作りの最中?。
管理人さんに、旧東山道に行き、ズダヤクシュなどに遭遇した話をすると、山荘から「富士見台峠?」に至る山道(昼食後、下って来た道)に、ヤマトキソウ・キソチドリなどがあると思うから、行って来ると良い、と仰る。 それならば、と言う事で、登り返してみましたが、あったのは、下って来たときに見掛けた、ミヤマニガイチゴの花と、オヤマリンドウの草体だけ。時期が違っていた感じで、骨折り損、でした。
その日6月24日は、そのまま晴れ続け、21時頃には、天の川こそ見られなかったものの、北斗七星、さそり座、夏の大三角、などが、平地で見るものとはかなり異なる、綺麗な状態で輝いていました。女房殿は、自他共に認める「晴れ女」ですが、ここまで晴れるとは、驚きでした。 しかし、就寝後は、風が強く、雨も降り、翌日、山荘周辺は、ガスが立ち込めていました。
6月25日、6時に起床。 8時過ぎからは、ガスも晴れ上がってきて、9時に山荘をチェックアウト。 神坂峠でのタクシーの迎車予定時刻の11時半頃までに、2時間半の時間的余裕があったので、それまで、草花散策を行う事としました。
萬岳荘から神坂峠への車道脇では、終盤のギンラン(ササバギンランかも)4株、多数のミヤマキンポウゲに遭遇。 神坂峠から、最初に遭遇するオオヤマゲンゲの場所までの往路復路では、終盤のベニバナイチヤクソウ数株、葉っぱの無いナルコユリ1株、イワキンバイらしき花1輪、に遭遇できました。 オオヤマレンゲは、前日案内して頂いた、一番上の株は蕾のままでしたが、そこから更に下る事徒歩5分の場所で、新規株に遭遇し数輪が咲き出していました。
11時少し過ぎ、神坂峠まで引き返し、迎えに来てもらったタクシーに乗車し、湯舟沢まで。 湯舟沢クアリゾートで、昼食を食し、温泉に入り汗を流すが、暑くて、余計に汗をかいてしまいました。 14時25分の無料送迎バスで、中津川駅に。 送迎バスを待つ14時10分過ぎから夕立があり、雨に濡れるかと思いきや、中津川駅でバスを降車すると雨は止んでいました。中央線で高蔵寺駅まで戻る間、電車の車窓には、時折雨粒が掛かっていましたが、高蔵寺駅に到着し自宅へのバスを待ち、自宅付近バス停から自宅へ帰る際にも、少し雨粒が落ちてきた程度で、傘を必要とすることもありませんでした。素晴らしい「晴れ女」女房殿に感謝!感謝!
オオヤマレンゲの記載にあたり、番号を付与しましたが、下からの場所の順番号です。 |
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愛知県春日井市廻間町新廻間橋西工場生垣22/06/26 新廻間橋西の工場生垣のシマトネリコの開花を期待して、10時過ぎに訪れてみました。6月20日に引き続いての訪問です。
しかし、シマトネリコは、少なくとも、手の届く位置で開花している花序については、まだ蕾でした。 暑い中、わざわざ訪れたのに、蕾のままで、ガッカリし、撮影するのも忘れて、帰宅しました。 |