長野県蓼科高原15/08/08〜10 今年も、長男家族(長野県塩尻市在住)を誘って、酷暑の春日井市から避難する、長野旅行に出掛けました。
長野自動車道みどり湖PA15/08/08 ETC割引が利く土曜日、中央自動車道・長野自動車道を使って、訪れる事としました。7時出発、途中、中央自動車道駒ケ岳SAで、休憩をしたのですが、長男の家での待ち合わせ時刻11時に、まだ間がありそうだったので、長野自動車道みどり湖PAで、時間調整する事になりました。 車から外に出てみると、意外な程、涼しくて、既に、避暑地に到着した様な気分になりました。 白樺の植え込みを眺めたりしていると、PAの外周部に、ツルフジバカマが花を付けており、大判のセイタカアワダチソウ(多分、オオアワダチソウ)も開花していたので、撮影して来ました。 |
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長野県塩尻市塩尻町の田んぼ15/08/08 塩尻ICで長野自動車道を降り、長男の家に向かって、田んぼの中の道を走っていると、同乗者の女房殿から、停車命令あり。 オモダカが群生開花している、と仰る。 少し走って、路肩に駐車し、その場所に戻って見ると、オモダカが手の届く場所で、数株開花しており、コナギも開花していました。コナギは、少し水に入らなくては撮影できないためパスし、オモダカを、田んぼの所有者に断りもせず、採取し、撮影して来ました。ゴメンナサイ!。 |
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霧ケ峰高原15/08/08 長男家族と合流し、岡谷市のマクドナルドで昼食を摂り、今日の宿泊地、立科町芦田八ヶ野のペンションに向かうと、カーナビは、図らずも、霧ケ峰車山高原を通る道を示しました。 折しも、ドピーカンの好天で、肌寒い位の涼しい高原を走り、適当なパーキングで、休憩をとる事となりました。 これ、花好きの私にとって、もっけの幸いとばかりに、皆でゾロゾロと、一時間強、草花散策を行いました。
ハクサンフウロが満開で、ヨツバヒヨドリが群生し、ナンテンハギ・マツムシソウ・イワアカバナ・クルマバナが多数開花し、コウリンカが数株、ウメバチソウが一輪、イブキトラノオが一株、ハナチダケサシが数株、開花していました。セリ科の花も多数開花しており、シシウド、イブキボウフウらしきものや、イワニンジンらしきものが、開花していました。 ヤマトラノオらしき蕾の株が一株見付かり、牧草のオオアワガエリ(初花)も多数開花していました。 そうそう、どうした訳か、タイトゴメらしきものが2ヶ所で開花していました。 |
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立科町芦田八ヶ野ペンション付近15/08/08 今日の宿、ペンションラクーンに到着したのは、約束時刻30分前の14時半。 ペンションラクーンは、数種の天体望遠鏡が設置されている、その道では有名なペンションらしい。 嘗ての天文少年としては、夜の星空観察も楽しみだが、今は「花ジジイ」なので、この30分の貴重な時間に、ご近所の花散策を実施。 初花のミヤマモジズリや、クルマバナ・ミズタマソウ・ヤナギランに出会えて、そこそこ満足。 15時にチェックインを済ませ、再度花散策に出掛けるが、思ったような収穫なし。
夜8時半からの星空観察は、曇り空で、時折、空の一部の雲が切れ、綺麗な星空が垣間見える程度でした。それでも、宿の御主人が、晴れの隙間を見つけ、土星、はくちょう座アルビレオ2重星、大熊座ミザール2重星、などに照準を合わせられ、見せて頂き、小学5年生の孫は、一応、満足出来た様子でした。 |
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立科町御泉水自然園15/08/09 朝9時半にペンションを出発して、蓼科第一牧場に行き、ゴンドラリフトに乗って、御泉水自然園(ごせんすいしぜんえん)に、家族揃って行って来ました。ゴンドラリフト往復券&御泉自然園入場券セット料金で大人1000円子供600円でした。10時過ぎに、ゴンドラリフト山頂駅に到着。
どんどん先に行ってしまう家族たちと別ルートで、湿地(伏水湿原)の一部を回って見ると、キソチドリが3株、果実期になったズダヤクシュが多数、花期を終えたアオスズランらしきものが数株、オオヤマフスマが2輪、ハクサンフウロが数輪、各々開花していましたが、先で待っている家族を思うと、ゆっくり写真を撮る事も出来ず、案の定、キソチドリ全体像は、大ボケ写真になってしまいました。 ビジタセンタで、家族と合流すると、待ちくたびれた様子(この間30分強)。
家族の中には、5歳の孫もいて、何時、「帰る」って言い出さないか、不安を抱える中、御泉水の森の「蓼仙の滝(りょうせんのたき)」まで行って見る」と言っており、ホッとしました。 ビジタセンタへは、蓼科スカイラインを使って、車でも行ける、と言う事でしたが、御泉水自然園有料部分(入園料大人300円)は、湿地部分だけの模様。こんな事なら、蓼科スカイラインを使って、車で来た方が良かったかも。
兎に角、蓼科スカイラインを徒歩で横切り、丘を登り、急坂を20分下って、蓼仙の滝に、11時半頃到着。滝は思った程のものでは無かったのですが、滝横の岩肌に、ミソサザイが営巣し、親鳥が盛んに給餌していました(撮影なし)。「親は、こんな小さな鳥でも大変なんだな」。現在5歳と10歳の子育て中の、私の長男が呟いていました。
蓼仙の滝から、平坦な別ルートを辿り、歩く事、1時間強。ビジタセンタに戻って来ましたが、道中、マルバダケブキ2株、咲き残ったズダヤクシュ2株、名前が判らず家に帰ってから思いだしたタニギキョウの実多数、花を終えたアオスズラン数株、ハクサンフウロ数輪、あちこちで群生開花していたミヤマタニタデ、に遭遇しました。 御泉水の森から、蓼科スカイライン合流点に出た途端、咲き残ったアオスズラン4株、カワラマツバ大株一株、タニソバ数株、に遭遇し、これまでの苦労が吹き飛びました。 |
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立科町蓼科第一牧場&付近15/08/09 ゴンドラリフトを使って、蓼科第一牧場に戻ってきたのは、13時少し過ぎ。お腹が空いてきて、ペンションの御主人に教えて貰った女神湖近くのソバ屋「水車」を探すが、すぐには見付からず、諦めて、県道脇のソバ屋「せんすい」で遅い昼食。 お腹が一杯になった所で、子供たちが楽しみにしていた、蓼科ふれあい牧場を目指し、蓼科第2牧場に行く。 ところが、蓼科第2牧場には、だだっ広い牧場があるだけで、子供の遊び場の様なものはない。 おかしいな、と思っていると、私の長男が、蓼科ふれあい牧場は、先程まで居た、ゴンドラリフト乗り場のすぐ脇、蓼科第一牧場にある、と言う。そこで、ここに来る前から見ている、白樺高原白樺リゾートと名付けられたガイドブックパンフレットを取り出し見てみると、蓼科ふれあい牧場と蓼科第2牧場が並んで記載されているのですが、併記されている地図を良く見ると、別の場所になっていた。何と紛らわしい書き方か!。
ゴンドラリフト乗り場まで引き返し、蓼科ふれあい牧場に、15時頃、やっと到着。 子供たちが、羊・乳牛・山羊に触れ合っている間に、私は、付近の草花散策に出掛けました。約1時間、辺りをほっつき回り、イケマ・ツリフネソウ・ミツモトソウ・タカトウダイ・ミズタマソウ・クルマバナ・クサフジ・イブキジャコウソウ・コオニユリ・ナンブアザミ?などに遭遇しました。 16時過ぎ、家族と合流後、牧場脇で、ヤナギランの群生に遭遇し、内2株の花が残留していました。 |
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夕食の為、一旦山を降り、茅野市の回転寿司へ。 その後、小学5年の孫一人を手元に残し、長男家族残り3人と別れ、前日に宿泊したのと同じペンションに戻り、もう一泊。 夜、星空を期待して外に出てみたが、曇っていて星は全く見えず、諦めて、21時早々に就寝。 立科町芦田八ヶ野ペンション隣接地15/08/10 今朝も、寒すぎる位の気温の中、5時過ぎに目覚め、女房殿は、早々に、花の写生をする、との事で、外出。 8時の朝食まで、どうしようかと、庭に出て、ウロウロしていると、女房殿が戻って来て、フシグロセンノウなどが一杯咲いているから、見に来い、と仰る。 そこは、前々日に、無断で、ヤナギランを撮影させて貰った、隣接ペンションの脇。 少し上に登って行くと、江戸時代初期に作られた、宇山堰石樋(うやまぜきいしどい)の遺構があり、その遺構の下部に、フシグロセンノウ・カワミドリ・マルバノホロシなどが咲いており、花後になったトモエソウ2株もありました。タマゴタケ4株など、キノコ類も多数生えており、隣接ペンションと遺構の間の土手には、細い保護ロープも設置されていて、大株のヤマユリやカワミドリ、フシグロセンノウなど、が満開でした。 |
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愛知県春日井市の自宅への帰路15年08月10日 9時半、孫を塩尻市の家に送りがてら、美ヶ原を経由して立ち寄ろうと、行ってみましたが、予想以上にアップダウンがきつく、且、時間切れで、美ヶ原を横目で見ながら通り過ぎ、そのまま山を降りて、塩尻市に向かいました。車窓から眺める、標高約2000mの美ヶ原は、とても涼しそうでしたが、下界に降りて来ると、冷房が必要な位の気温に感じました。 お昼に、塩尻市の長男の家で、コンビニオニギリを食べながら、休憩させて貰い、13時過ぎに、酷暑の待つ、春日井市の自宅に向けて出発。 今日は月曜日。ETC割引が無いので、国道19号線を使って、帰宅。 標高がだんだん低くなり、標高が500mを切る頃からは、もう、灼熱地獄でした。 16時40分過ぎに、くそ暑い自宅に帰宅。留守番していた飼い猫も無事だった様子でしたが、思わず「人間の住むところでは無い」との言葉が、口を突いて出て来てしまいました。
往復540Km、2泊3日の避暑旅行でした。 |