香嵐渓飯盛山04/12/18

まだ、喧騒から逃れるのは早いかな、と思いつつ、カンアオイの花・カシワバハグマの綿毛を求めて訪れてみる事にしました。3ヶ月ぶりの訪問です。

飯盛山の紅葉はとっくに終盤で、通路は紅葉の落ち葉で敷き詰められており、喧騒どころか訪れる人は誰もいませんでした。

タマゴケの玉も見たいと思って山頂まで行ったんですが、山頂近くで、降りてくるカップルにやっと出くわしただけでした。

 

この時期に、飯盛山を尋ねたのは初めてです。

カンアオイはあちこちで花をつけていますが、ここのものは、スズカカンアオイ・イワタカンアオイ・ヒメカンアオイかも知れません。山渓の「山に咲く花」では、この時期に咲いているのは、カンアオイとヒメカンアオイのようですが、私にははっきり同定できません。

今年は暖冬なので、タマゴケ辺り、もう「玉」をつけているかも知れないと探してみましたが、見つかりませんでした。代わりに胞子嚢を抱いたトウゲシバに出会えました。

カシワバハグマは幾株か立ち枯れしており、綿毛をつけています。

オヤマボクチの綿毛も初めて見ました。

今年は、ツルアリドオシの実の付きが悪く、見られないかもしれないと危惧したのですが、

三州屋敷から香積寺に登る辺りの、何時もの場所で、見ることが出来ました。

何か花が咲いていないだろうかと一の谷方向に行くと、雌シベが4列したウシハコベらしいものの群生に遭遇し、

ヤマハッカの花が一株だけ咲き残っていました。

雌シベが4列しているものもウシハコベでしょうか?

 

オヤマボクチの綿毛

カシワバハグマの綿毛

 

カシワバハグマの綿毛

カシワバハグマの綿毛

 

カンアオイ

カンアオイ

 

センニンソウの綿毛

ツルアリドオシの実

 

胞子嚢を抱いたトウゲシバ

ノササゲの弾けた実

 

マメヅタの胞子嚢

春を待ち焦がれているミツマタの蕾

 

一株だけ咲き残ったヤマハッカ

申し訳に紅葉の名残を...