名古屋市東山植物園の花&実22/09/04 パラグアイオニバス・オニバス・ヒガンバナ・フジカンゾウ・タラノキ・ハマユウ・ハマビワ、などの開花、を期待して訪れました。8月16日に引き続いての訪問で、9月1日付の花マップを参考に、見て回りました。
この日の天気予報は、沖縄地方に、猛烈な勢力の台風11号があるのにも拘らず、一日中晴れ、との天気予報。 しかし、曇り勝ちの空で、少し秋の気配を感じさせる、涼しい訪問でした。
アメリカ産植物見本園(以下、「米国産園」と略記)では、特に目新しいものは無く、蕾のアメリカノウゼンカズラが目立った程度でした。
フォークダンス広場(以下、「FD広場」と略記)では、グレビレア2種(ココナッツアイス&ブロンズランバー)が咲き残り、バンクシア=インテグリフォリアの開花寸前の1花序が見つかりました(花マップでは、グレビレア・エンドリチェリアナと誤記?)。タイワンモクゲンジが花穂を立て始めており、今年も花が期待できそうでした。
しゃくなげの森では、コシアブラが高い所で蕾を付け、オオカナメモチの実が膨らんできました。小池では、ミズカンナが咲き残っており、花園橋南東脇では、タイタンビカスが元気でした。
ツツジヶ丘南麓では、カンレンボクが果実期になっていました。
中国産植物園林(以下、「中国産園」と略記)では、ハンカチノキが実を1つだけ付けていました。ハンカチノキは、例年4月下旬から5月初旬に花を付けるので、今年も、4月28日に訪れたのですが、その際には、花が見つからず、今年は花を付けないのかも、と思っていたのに、何時のまにか花を付け、結実にまで至った模様です。 「花マップ」に記載されている、ウスギモクセイ・セイヨウニンジンボクを探してみましたが、花は見付けられませんでしたが、「花マップ」に記載されていない、ビナンカズラ(サネカズラ)は、雌花雄花共に開花していました。FD広場脇のバンクシアの件などを含め、「花マップ」の記載も、少し眉唾なところがあるのかもね。
スイレン池南で、ニホンアサガオ‘ベニチドリ’が咲いているとの事で、花が閉じてしまわない内に、スイレン池方面に、宿根草園を後回しにして、行って見ました。 ニホンアカガオ‘ベニチドリ’は、閉じる寸前の花1輪を見る事が出来ました。
スイレン池では、パラグアイオニバスが4輪程咲きだしていましたが、4輪全てが半開きでした。熱帯スイレンは元気で、八重咲きのの花も見つかりました。温帯スイレンは、見頃を継続していました。
伊藤圭介の庭では、アシタバが見頃を継続し、ツルボが20株程固まって開花しており、初花のオオバナオケラが3輪程開花していました。ゲンノショウコの花が咲き残っていましたが、ネコハギは、まだ蕾も付けていませんでした。
温室西入り口脇水鉢群を見に行くと、オニバスは花期を終えており、ヒメコウホネが開花していました。
温室とスイレン池の間を東進し、宿根草園に向かうと、宿根草園西では、ナタマメが咲き残っていました。
宿根草園では、前回訪問時、ウコンと思っていた株の根元に立札があり、花に特化した「クルクマ=ペディオラタ」と言うものである事が判明しました。ナンバンギセルが咲き残り、ギボウシ科タマカンザシの花が開いており、トウテイラン・ベロニカ‘ファーストラブ’が見頃を保っていました。初花の、キバナミソハギが花を付け、ワレモコウも咲き残っていました。
11時半、早めの昼食を、宿根草園のベンチで済ませ、温室に向かいました。
温室に入った途端、雨が降り出し、熱帯のスコールのような豪雨が襲い、20分間程続きましたが、温室に入ったお陰で、濡れずに済みました。
12時50分過ぎ、温室での散策を終え、外に出てみると、青空が見えだしており、合掌線へと、歩を進めました。
武家屋敷門付近では、 武家屋敷門南東でアイが開花し、数輪が咲き残っていました。アイは、以前私が想像していた、「イヌタデ」に似たもの、ではなく、どちらかと言うと「ヤナギタデ」に似たもの、でした。 武家屋敷門南では、雨に濡れた、シナハクチョウゲとシリブカガシが、迎えてくれました。 武家屋敷門東のフジカンゾウは、2株程が開花していましたが、豪雨のせいか、落花しており、また、花弁に水滴が付着していて、接写に失敗してしまいました。
也有園付近では、 也有園北で、トウガラシの赤い実に遭遇し、 也有園東で、フユノハナワラビ2株、開花したオケラ数輪、に遭遇しました。
奥池南東道路東脇のホツツジは、雨に濡れながらも、無事に咲き残っていました。
湿地園では、シラタマホシクサが咲きだし、ミズギボウシらしき花が咲きだし見頃で、サワギキョウが見頃になっていました。
ミカン畑では、タラノキ数株が開花しており接写が叶いました。カラタチの実も稔っていましたが、ミカン園南のマルバチシャノキの実は、探せませんでした。
日本庭園池西では、ツリガネニンジンが群生開花し見頃で、 日本庭園池北脇では、スズカアザミらしき花、日本庭園池東脇では、ヒゴシオンらしき花が開花していました。
早春の小道北脇では、ノシランが見頃でした。
源氏の庭付近では、 源氏の庭西脇のアオハダの実を、辛うじて1つ見付けました。 源氏の庭では、シモバシラが群生開花し、例年、新城市大原調整池湖畔で見ていた、「花が一方に片寄った花序」らしくなってきました。
野はらビオトープ西では、キガンピが咲き残り、ヤブミョウガが果実期に入っており、野はらビオトープでは、マメナシの実が色付いて来ました。
ビオトープ西脇では、ナツメが茶色に色付いていました。
野はらビオトープ南、お花畑に登っていく道の脇には、地を這うようなサルナシがあって、実を沢山付けていました。場所が判ったので、花の季節にも訪れてみたいですね。
「花マップ」にチャンチンモドキの記載があり、載せるからには、見やすい場所にあるのであろうと、源氏の庭東の大木脇を通り過ぎ、合掌造りの家の東脇に行って見ると、こちらの樹も、源氏の庭東の樹と同様の高木で、多数の落果がありました。高所を懸命に探し、実の撮影が叶いました。
帰宅の途に就こうと、踵を返し、星ヶ丘門南に向かうと、日本庭園池南道路南脇には、ここでも、ノシランが開花し、ヤブミョウガも繁茂し、実を付けていました。
星ヶ丘門南では、ハマユウ1花序が花期を終え果実期になっていました。2週間前には、花が見付けられなかったのにね。ハマビワはまだ蕾でしたが、タラノキが1株開花しており、ここでも接写して来ました。 カクレミノの実が稔り、ガーキン・メロトリアが実を付け始め、花も残留していました。
星ヶ丘門に到着し、用を足してから帰宅すべく、トイレに入ると、突然、「花マップ」にヒガンバナの記載があった事を思い出し、慌てて、奥池北東脇まで、戻りました。ボケ老人にお付き合いするのも、我ながら困ったものですね。
奥池北脇では、ヒガンバナが20株程開花し、花が終わった株もありました。また、咲きたて見頃のナンバンギセル数株も見つかりました。
ここまで戻ってきたのも、何かの思し召し、と言う事で、ミカン畑南のマルバチシャノキの実を、再度探してみると、南側の道路の一角から実が見え、撮影する事が叶いました。
この後、思い残すことは無くなり、平安な気持ちをとり返し、星ヶ丘門を経由して、自宅への帰路に就きました。 |
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グレビレア‘プーリンダロイヤルマントル’(植物会館南)P
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