籾糠山・天生湿原07/06/02 憧れの地、籾糠山・天生湿原に行ってきました。 6月1日からの冬季道路閉鎖の解除を待っての訪問です。 訪問の第1の目的は、サンカヨウ・ツバメオモト・キヌガサソウでしたが、サンカヨウは1000株以上、ツバメオモトは100株以上、キヌガサソウには50株ほど遭遇し、筆舌に尽くしがたいほどの感動と、多くの初花に出会えました。
東海環状道路・東海北陸道を使い、荘川インタから、国道156号線・360号線を経由して天生峠駐車場に9時に到着後、16時までの間、7時間の草花散策を満喫しました。 天生峠駐車場では、「自然保護協力金」500円を払い、噂の日本手ぬぐいを引き換えに貰えると思っていたのに、貰えたのは探勝マップ一枚でした。図参照。
今回、散策したのは、写真撮影に時間を割いたため、全体を巡る事はできず、籾糠山登頂は断念し、 峠駐車場――>天生湿原西コース――>ミズバショウ群生地――>カラ谷経由籾糠山登山道――>木平分岐――>木平探勝路――>カラ谷分岐――>天生湿原東コース――>峠駐車場、と言ったコースです。先程の図参照。
特に素晴らしかったのは、天生湿原より少し低い場所にある、カラ谷分岐からミズバショウ群生地に至る沢沿いの場所で、サンカヨウ・ニリンソウが足の踏み場も無いほど大群生し、その間に、キヌガサソウ・ミドリニリンソウ・キクザキイチゲ・ピンク色のミヤマカタバミ・クルマバツクバネソウ・ルイヨウボタン・ラショウモンカズラ、などが点在していました。残念ながら、ルイヨウボタン・ラショウモンカズラは、蕾の状態でしたが、 今まで、憧れの眼差しで思いつめていた、サンカヨウが、あれ程までの大群落を作っていようとは、夢にも思いませんでした。
サンカヨウは、カラ谷経由の籾糠山登山道・木平探勝路で、大群生し、1000株以上開花していました。 ツバメオモトは、木平探勝路で、100株以上見ることが出来ました。 キヌガサソウは、カラ谷経由の籾糠山登山道・木平探勝路で、あちこちに点在し、50輪ほど遭遇しました。 ミドリニリンソウは、どこかに固まって咲いている風ではなく、ニリンソウの中に混じって咲いており、カラ谷経由の籾糠山登山道にて、2箇所5輪が偶然、眼に入りました。 ノウゴウイチゴは、湿原探勝路を中心に、10輪ほど開花していました。 ピンク色のミヤマカタバミは、ミズバショウ群生地辺りで、30輪ほど開花していました。 キクザキイチゲは、ミズバショウ群生地・カラ谷経由の籾糠山登山道で、30輪ほど見かけました。 クルマバツクバネソウは、ミズバショウ群生地付近で、2株開花していました。 ムラサキヤシオは、湿原探勝路・木平探勝路で、終盤のものが咲き残っていました。 ヒメイチゲ・タケシマラン・ミツバオウレンは、天生湿原周辺で、多数開花しており、ミツバノバイカオウレンも3輪ほど咲き残っていました。 ユキザサは木平探勝路で、沢山遭ったものの、すべて蕾の状態でした。 マイヅルソウは、全行程を通じてあちこちで見られたものの、全て蕾で、やっと一輪開花しかけたものがあっただけでした。 イワナシは、花期が過ぎていたようで、湿原探勝路で、一輪だけ咲き残っていました。籾糠山に登頂した人の話によると、登山道に多数咲き残っていたという事でした。 ズダヤクシュは、まだ開花し出したばかりで、特有の小さな竹筒を斜めに輪切りしたような姿が見られなかったため、最初は別物(アラシグサあたり)か、と思ったのですが、帰宅後、図鑑を調べてみると、正に、開花したての花、そのものでした。 オオカメノキは、全行程あちこちで開花していました。 |
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