長野県木曽町城山自然歩道１４／０９／０２

長野県木曽町城山自然歩道１４／０９／０２

今年は、８月下旬の天候が不順で、なかなか、晴れた日が無く、一時は、晩夏の訪問を諦めようかと思ったのですが、９月に入り、天候が安定期に入りそうなので、遅ればせながら、訪れる事としました。

ミヤマウズラ・ジンバイソウ・カリガネソウ・コフウロ・フジカンゾウ・ナンテンハギの開花、満開のジャコウソウ・オクモミジハグマ、などを期待して訪れました。前回の訪問が７月末だったので、一ヶ月後の訪問となります。

ミヤマウズラは、探し回りましたが、結局、花の無い花穂を付けた一株が見付かっただけでした。ここの所、毎年、見付かる株数が減って来ているので、もしや、と思ったのですが、一輪も花が見れない訪問となってしまいました。来年以降も期待できないかもね。

ジンバイソウは、福島城跡散策路で、開花したての全開の株が一株、蕾の株が３株見付かり、紅葉丘下では、２０株程、全開した株が見付かりましたが、残念な事に、良い写真は撮れませんでした。福島城跡の開花株は、綺麗に開花していたのにも拘らず、土手から斜上しており、撮影しにくく、且つ、オートフォーカスのみで撮影した為、失敗してしまいました。紅葉丘下では２０株固まって開花していたのに、こちらもオートフォーカスに頼り切って撮影した為、結果は無残でした。

カリガネソウは、訪れる時期が遅すぎた為、花期が終わってしまっていました。

コフウロは、毎年見ている権現滝登山道で、一輪も見当たらず、紅葉丘権現滝遊歩道へ、ミヤマウズラを探しに行った際、数株に遭遇しました。

フジカンゾウは、花期を終えかけており、ナンテンハギも紅葉丘に一株あっただけでした。

ジャコウソウは、前回訪問時の７月３０日に既に開花していたので、花期が終わってしまったのではないかと危惧しながら訪れたのですが、丁度満開になっていました。

オクモミジハグマは、１０株以上開花していましたが、なかなか綺麗な花がなく、３株が、何とか見られる花を付けていただけでした。

何時もの年より遅く訪れて良かったのは、サラシナショウマが開花していた事くらいで、ウスゲタマブキは、まだ蕾でした。

行人橋入口から、権現滝までの登山道には、ツリフネソウ・ノブキ以外殆ど花は無く、フシグロセンノウが２株開花していただけでした。

権現滝上と、自然歩道出口の山村代官屋敷上に、ヤマゼリらしきものがありましたが、草丈が２ｍほどのヒョロヒョロ立ちのものでした。山渓ハンディ図鑑に依ると、ヤマゼリは、草丈１ｍまで、とありますので、別物かもね。

ソバナは、花期を終え、３株４輪が残留していただけでした。

そうそう、何時もは、殆ど人に遭わない、散策ですが、権現滝上で、昼食のおにぎりを食し、ウスゲタマブキ・サラシナショウマの写真を撮っていると、総勢５０人の若者の一群に遭遇しました。地元の高校の林野部の、授業の一環として訪問したと仰る。熊も驚いて何処かに引っ込んでしまいそうな、賑やかさでした。