信州蓼科避暑旅行14/08

例年は、子供が親の家を尋ねる、所謂、「帰省」の形を執っていたが、夏の猛暑に負けて、昨年から、涼しい場所に居住する子供の場所に、親が出向く、「避暑」を行う事にしました。

昨年は、白馬山麓&八方尾根でしたが、今年は、蓼科高原&八ヶ岳となりました。

 

塩尻市に在住する、長男家族にとっては、蓼科高原は、自宅の庭みたいなものですが、孫は、まだ、北八ヶ岳ロープウェイに乗った事が無いので、良いだろう、と言う事で、決定!。

私としては、草花散策が出来るかどうかが、最大の関心事。

 

長野県茅野市蓼科高原ピラタススキー場14/08/02

宿泊するペンションは、標高1700mの、北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅のすぐ近く。

 

12時少し過ぎ。チェックインまで、時間があるので、山麓駅裏手で、時間を潰す事に...。

山麓駅裏手には、一本のスキーリフトがあり、長男家族と女房殿は、トノサマバッタに興じている...。

私は、その隙に、スキーリフト直下の草原や、スキーリフト頂上終点の上方の散策に出掛けました。

 

花、殆ど無いな...と思いながら、スキーリフトに沿って登って行くと、最初に遭遇したのは、一株のタカトウダイ。次には、一株の、花弁がちょっと細い、シナノナデシコ。

引き返した方が良いかもね、などと思いながら、登って行くと、何やら見た事もない、地面にへばりついた、長さ4mmの白い花が点々と咲いている...。良く見てみると、白花のウツボグサであったが、普通のウツボグサと比して、かなり小降り。阿智村治部坂上で見ているものとはかなり違う。

スキーリフト終点を越え、更に登ると、黄色い小さな花があちこちに...ヒメツキミソウでした。ヒメツキミソウは、平地(多治見市の街中)と、設楽町面の木ビジタセンタ(標高1000m)で、見ていますが、こんな高地にもあるんですね。

気を良くして更に進むと、ポツポツとハクサンフウロとオオヤマフスマが...。

山が切り開かれている終点まで行こうとすると、右手に、地面が苔むした、林が現れる...。

何か、珍しいものがあるかも...。

ありました、初花のリンネソウです。10株程が、終盤の花を付けています。

喜び勇んで、撮影していると、携帯電話が鳴り響く...。

「早く帰って来て!」下で待っている長男からの、カエレコールでした。

仕方なく、終点まで行かずに、降りる事に...。

 

約40分間の草花散策でした。下りる途中で、小雨が降り出し、少し早目ながら、今晩宿泊するペンションに避難する事となりました。

オオヤマフスマが数株

 

キバナノヤマオダマキが3株

 

シナノナデシコ(多分)が一株3輪

 

タカトウダイが一株

 

シロバナウツボグサが多数

 

シロバナウツボグサ

 

シロバナウツボグサ

 

シロバナウツボグサ

 

ハクサンフウロが10輪ほど

 

ハクサンフウロ

 

ヒメツキミソウが10株以上

 

ヒメツキミソウ

 

リンネソウが10株以上咲き残り

 

リンネソウ

 

リンネソウの蕊

 

リンネソウ

 

リンネソウ

 

リンネソウ

 

 

長野県茅野市蓼科高原ピラタスの丘14/08/02

宿泊するペンション(ハローウッド)着13時半。

早目だが、雨も降りだしたので、チェックインさせて欲しいとの申し入れが快諾。

 

部屋について、一服していると、雨が止み、早速、ペンションの庭を散策。

アキノタムラソウが咲いているな、と思いつつ、近寄って見ると、花が違う...。

ナツノタムラソウでした(ペンションにあった、八ヶ岳・霧ケ峰の本を見ると、ケナツノタムラソウとの記載あり)。

コバギボウシやシモツケが開花し、ヤナギランが一株開花し出していた。

 

14時半過ぎ、日が差してきたので、車で、ご近所の「お花畑」に行って見ました。

「お花畑」は、普通のお花畑で、回りには、ミヤママタタビの赤白い葉っぱがあるものの、園芸種のみが植栽されていて、少しガッカリ!。

しかし、その近くのペンションの庭には、高山植物が多数栽培されていて、クガイソウが50株、ヤナギランが20株、チダケサシが一株開花しており、イブキジャコウソウらしきものが満開でした。

 

翌朝、5時過ぎ、空は晴れ渡り、絶好のロープウェイ登山日和。

早朝散歩に行き、山を見て来ました。

イブキジャコウソウ?(「お花畑」付近)

 

イブキジャコウソウ?(「お花畑」付近)

 

イブキジャコウソウ(宿泊ペンション付近)

 

イブキジャコウソウ(宿泊ペンション付近)

 

ケナツノタムラソウ(宿泊ペンション庭)

 

ケナツノタムラソウ。同左(宿泊ペンション庭)

 

ケナツノタムラソウ(宿泊ペンション庭)

 

クガイソウ(「お花畑」付近)

 

コバギボウシ(宿泊ペンション庭)

 

チダケサシ(「お花畑」付近)

 

ミヤママタタビの葉っぱ(「お花畑」付近)

 

ワレモコウ(「お花畑」付近)

 

ヤナギラン(「お花畑」付近)

 

ヤナギラン。同左(「お花畑」付近)

 

ヤナギラン(「お花畑」付近)

 

ヤナギラン。同左(「お花畑」付近)

 

8月3日5時半:中央アルプス連峰(「お花畑」)

 

8月3日5時15分:蓼科山(「お花畑」付近)

 

 

長野県八ヶ岳ロープウェイ山頂駅坪庭14/08/03

八ヶ岳ロープウェイ山頂駅(標高2237m)に降り立ったのは、9時少し前。

5時にはドピーカンの天気だったのに、霧が立ち込めている。

 

どんな花に出会えるのか、ワクワクしながら、普通の人が40分程で一周する所を、100分かけて、ノロノロ散策。それでも、散策の途中で、女房殿からのカエレコールがあり、後半は、急ぎ足で戻りました。

 

出会えた初花は、ミヤマフタバラン・グンバイヅル・シロバナヘビイチゴ・チョウジコメツツジ・ムカゴトラノオ・シナノキイチゴ、でした。また、ウツボグサの名札のあったものは、下界で見るものとは、大きさも、色も、全く異なる物でした。

ミヤマフタバランは、木陰にあるうえに、カエレコールの後だったので、良い写真が撮れずじまいでした。少し残念!。

そうそう、エゾノヨツバムグラですが、ロープウェイ山頂駅に展示してある写真では、ズダヤクシュとなっていました。酷い間違いがあるものですね。

アキノキリンソウ(ミヤマかもね)

 

ウツボグサ。草丈3cm。花の長さ5mm

 

イブキジャコウソウ

 

イブキジャコウソウ

 

イワアカバナ。息で強制開花

 

イワアカバナ。息で強制開花

 

エゾノヨツバムグラ

 

オオヤマフスマ

 

キバナノヤマオダマキ

 

クロマメノキ

 

キンロバイ多数。山で見たのは初めてです

 

キンロバイ

 

グンバイヅル多数。初花です

 

グンバイヅル

 

グンバイヅルの全体像

 

コケモモ

 

コウリンタンポポが20株。山で見るのは初めて

 

コウリンタンポポ

 

ゴゼンタチバナ多数

 

ゴゼンタチバナ

 

コバノイチヤクソウが2株

 

サワギクが一株

 

シナノオトギリ多数

 

シナノオトギリ

 

シナノオトギリ

 

シラタマノキ

 

シナノキイチゴ多数。初花です

 

シナノキイチゴ

 

シロバナヘビイチゴが一株2輪咲き残り。初花

 

シロバナヘビイチゴ。左と同じ花

 

多分、シロバナヘビイチゴの実

 

ハクサンフウロが20輪

 

チョウジコメツツジ多数。初花です

 

チョウジコメツツジ

 

ツマトリソウが3輪

 

ツマトリソウ

 

テガタチドリが数株

 

テガタチドリ。左と同じ株

 

テガタチドリ。上と同じ株

 

テガタチドリ

 

テガタチドリ

 

テガタチドリ。左の株の小花

 

ハリブキの若い実

 

ここにも、ヒメツキミソウが

 

ホソバノキソチドリが群生

 

ホソバノキソチドリ

 

ホソバノキソチドリ

 

ホソバノキソチドリ

 

ホソバノキソチドリ

 

ミネウスユキソウの閉じた花

 

ミヤマフタバランが数株群生。初花です

 

ミヤマフタバラン

 

ミヤマフタバラン

 

ミヤマフタバラン

 

ムカオトラノオ。初花です

 

ムカゴトラノオ

 

 

長野県諏訪市北斗神社14/08/03

ロープウェイ山頂駅の休憩所で暫く休んでいたが(私以外は、ここで、一時間以上休憩)、霧が晴れそうにないので、仕方なく下山する事に。下山して山麓駅に着いたのが、11時20分。

 

これから、どうしよう、と言う事で、取りあえず、茅野市のラーメン店に行って、昼食を。

短時間の滞在で、寒い位の所から、普通の暑さの場所に降りて来てしまいました。

ちょっと、勿体ない気がしましたが、仕方ないですね。

 

昼食の席で、諏訪大社上社本宮の横に、幅の狭い長い石段の神社があり、前から気になっていた、と長男殿がのたまう。

そんな訳で、そこに、行って見る事としました。

 

神社の名前は「北斗神社」。諏訪大社上社本宮から南東に400mの場所。

石段は、斜度40度で、まっすぐ南に登っていて、階段数198段らしい。

最初に、長男家族が登り、追いかける形で私が登り、女房殿は、下で、荷物番。

階段の途中に、シデシャジン・クサフジ(ナヨクサフジ?)が繁茂し、ミズタマソウ・ヨツバムグラ・ボタンヅル・ハタザオギキョウも咲いていました。

北斗神社参道

 

タカトウダイが一株

 

シデシャジンが群生

 

シデシャジン

 

シデシャジン

 

シデシャジン

 

ナヨクサフジ?が群生

 

ナヨクサフジ?。托葉の形を調べ忘れた

 

ナヨクサフジ?

 

ハタザオギキョウ

 

ボタンヅル

 

ミズタマソウ

 

ヨツバムグラ

 

 

 

この後、近くの足湯に立ち寄って、のんびりし、長男家族の食糧買い出しに付き合い、長男家族の家に立ち寄り、またまた、のんびり。

回転ずしで夕食を済ませ、長男家族と別れ(19時10分)、中央道伊那北IC近くのビジネスホテルで一泊。

翌朝8月4日8時半に、ホテルを出、国道153号線、国道257号線などを経由して、13時半過ぎに、帰宅。

 

留守番していたネコの様子を見てみると、飼い主が帰宅しても、特に変わった様子は見せず、チョッピリ残念!

また、酷暑の日々が待っている、と思うとウンザリ!。