2013年初めて出会った花・実

2013年も、これまで同様、同じ時期に同じ場所に出掛け、草花散策に明け暮れましたが、多い時には、週に4回程出掛け、今まで以上に濃密な散策を行いました。

草花散策を2002年に始めてから、10年以上経ち、初めて出会う花・実も、だんだん少なくなってきましたが、それでも、40種類ほどの初花に出会えました。

初めて出会った物の大多数は、初めて訪れた場所のもの(八方尾根・五色の滝など)や、今まで訪れた事の無かった時期のもの(伊吹山・城山自然歩道)、が大半でしたが、中には、何時も訪れていた場所で、たまたま遭遇したもの(面の木峠のヒゲネワチガイソウ・庄内川河川敷のメガネツユクサ・愛知県緑化センタのイタビカエデなど)、も有りました。

 

2014年度も、濃密な草花散策を行う所存ですので、宜しくお願い致します。

アオザゼンソウ(長野県阿智村伍和:原の平)13/03/16

初訪問の阿智村伍和の原の平に、赤茶色のザゼンソウに混じって数株ありました。

アメリカコトリミミカキグサ(愛知県豊田市昭和の森湿地)13/06/08

毎年50回程訪れている愛知県緑化センタの近くで、花はタヌキモ、全体の感じはミミカキグサ、と言う、奇妙な花を数株確認しました。

 

イタビカズラの実(滋賀県竹生島)13/07/18

たまたま訪れた、信仰の島、竹生島の船着き場近くで、参詣もせずに、ゴソゴソしていて遭遇しました。

 

イタヤカエデ(愛知県豊田市愛知県緑化センタ)13/04/17

年に40回程訪れる緑化センタで、今まで気付かず、探しもしなかった花に、偶然遭遇しました。想像以上に綺麗な花でした。

イヌヌマトラノオ(愛知県春日井市高森台外縁部)13/06/27

自宅付近の放置休耕田の脇に群生していました。

 

イヌヌマトラノオの小花のアップ(愛知県春日井市高森台外縁部)13/06/27

小花はオカトラノオそっくりですが、花穂が直立しています。

イブキトラノオ(滋賀県伊吹山)13/07/19

伊吹山には、有り溢れた花ですが、夏の時期に初めて訪れて、遭遇しました。

 

イブキトラノオのアップ(滋賀県伊吹山)13/08/07

夏の時期の、2度目の訪問で、全開した小花に出会えました。

 

ウスギムヨウラン(愛知県春日井市弥勒の森)13/06/06

この時期、弥勒の森を訪れた事が無く、20株以上の、ウスギムヨウランに出会えました。

これまでは、ムヨウラン属の花としては、エンシュウムヨウランにしか、出会った事がありませんでした。

 

ウスギムヨウラン(愛知県春日井市弥勒の森)13/06/06

ウスギムヨウランの特徴は、唇弁に生える毛が紫色を帯びる、と言う事らしいです。

オヤマソバ(長野県八方尾根)13/08/14

初訪問の八方尾根で、八方山荘付近を一時間ほど散策し遭遇。

 

キバナノカワラマツバ(滋賀県伊吹山)13/07/19

カワラマツバには遭遇した事がありましたが、キバナは、夏の時期の初訪問で、出会えました。同行者に急かされながら、慌てて撮影しました。伊吹山では有り溢れた花です。

 

キジョランの弾けた実(愛知県豊田市折平町林道脇)13/12/17

これまでに、花は見た事がありましたが、初めて訪れた場所で、10個程の実(弾けた実)に遭遇しました。

 

キジョランの綿毛(愛知県豊田市折平町林道脇)13/12/17

鬼女の振り乱した白髪のような綿毛でした。私の持っている、10倍ズームコンデジでは、精一杯のズームです。

 

キヌタソウ(滋賀県伊吹山)13/08/07

2回目の夏の伊吹山訪問で、大群生したキヌタソウに出会えました。伊吹山では、有り溢れた花です。

 

キヌタソウの小花のアップ(岐阜県伊吹山)13/08/07

笹又登山道で、ヒナノキンチャクを探している際に遭遇。

キバナノレンリソウ(滋賀県伊吹山)13/07/19

夏の伊吹山訪問で、終盤の花に出会えました。日本では、伊吹山でしか見られないそうです。

 

キンコウカ(長野県八方尾根)13/08/14

初訪問の八方山荘付近で、一株だけ咲き残っていました。

コウヤシロカネソウ(滋賀県米原市曲谷:五色滝)13/04/20

初訪問の五色滝での遭遇です。ツルシロカネソウ、ハコネシロカネソウでもなく、コウヤシロカネソウでした。

 

コクサギの弾けた実(愛知県豊田市折平町林道脇)13/12/17

これまで、花や、弾ける前の実、弾けて種が飛んでしまった実は、見た事があったのですが、種付きの弾けた実は、初見です。

 

シバツメクサ(愛知県春日井市廻間町田んぼの土手)13/03/29

自宅付近の田んぼの土手で、大群生し、花を付けていました。花の直径は1mm程度です。草体は見ていましたが、花は初見です。

 

シラキ(静岡県浜松市富幕山)13/06/01

イナモリソウを見に行った富幕山の山頂付近で遭遇しました。ナンキンハゼに似た、地味な花です。

シュスラン(愛知県豊田市自然観察の森:野草園)13/09/25

アケボノシュスランは、毎年見ていますが、シュスランは、植栽ながら、初見です。葉っぱは10株程ありましたが、花を付けていたのは、この一株だけでした。

 

シュスランの小花のアップ(愛知県豊田市自然観察の森:野草園)13/09/25

左の株の小花を接写して見ました。ピンク色の可愛い花ですね。

ソナレマツムシソウ(愛知県豊田市愛知県緑化センタ)13/10/06

この春、新たに植栽された花が、見事に開花しました。2014年にも咲いてくれるでしょうか?

 

ハマダイコン(静岡県伊豆伊東海岸)13/03/11

満開の河津桜を見ようと訪れた際、宿泊した伊東市のホテルから駅までの道すがら、遭遇しました。海岸では珍しくない花ですが、初見です。

ナツフジ(愛知県尾張旭市愛知県森林公園植物園)13/07/30

森林公園植物園に、シマジタムラソウ・アイナエ・シマサルスベリなどの花を見に訪れた夏の日に、植物園で発行する「花マップ」を頼りに、探してみました。

 

ナツフジの小花のアップ(愛知県尾張旭市愛知県森林公園植物園)13/07/30

花は、色こそ緑色なれど、正にフジそのものでした。

ノタヌキモ(愛知県刈谷市井ヶ谷町草野池)13/09/25

ガガブタの花を期待して訪れたのですが、訪問時刻が14時過ぎだった為か、ガガブタは見当たらず、代わりに、池の縁で大繁茂している、ノタヌキモが見付かりました。

 

ノタヌキモの花のアップ(愛知県刈谷市井ヶ谷町草野池)13/09/25

タヌキモに良く似た花です。

ハシリドコロ(長野県木曽町城山自然歩道)13/05/12

例年は、7月末と8月末にしか訪れない、城山自然歩道に、春に訪れてみたところ、ラショウモンカズラが大群生し、ハシリドコロも咲き残っていました。

 

ハシリドコロの蕊(長野県木曽町城山自然歩道)13/05/12

終盤で、殆どの花は終わっていましたが、辛うじて、3輪ほど、綺麗な状態で咲き残っていました。

ハッポウタカネセンブリ(長野県八方尾根)13/08/14

八方山荘近くで、遭遇出来ました。タカネセンブリは、2004年、隣の山系の白馬五竜スキー場付近で見た事があります。

 

ハッポウタカネセンブリのアップ(長野県八方尾根)13/08/14

終盤ながら、綺麗な花も、少しだけ残留していました。

ヒゲネワチガイソウ(長野県木曽町城山自然歩道)13/05/12

城山自然歩道の、初の、春の訪問で、終盤ながら、3株程見付かりました。ワチガイソウは、豊根村の茶臼山山麓などでよく見かけています。

 

ヒゲネワチガイソウ(愛知県設楽町面の木峠)13/05/14

4月から10月にかけて毎週訪問している面の木峠でも、城山自然歩道での初遭遇から2日目で、2株程見付けました。10年以上通っていて、初遭遇でした。まるで、「ここにもあるのに、見付けてくれないと困るよ」って言っているみたいでした。

 

ヒナノキンチャク(岐阜県伊吹山:笹又登山道)13/08/07

この花を見る為に、伊吹山ドライブウェイの途中の路肩に駐車し、急坂を降りて探しまくり、やっと一株見付けました。ネットの友人の情報ですと、もっと沢山ある筈なのに、何故か、この一株しか見当たりませんでした。

 

フジモドキ(愛知県豊田市足助エビネの森)13/04/09

足助エビネの森へは、2月から8月にかけて、10年ほどの間、毎週通っていますが、このチョウジソウに似た、木の花には、初めて遭遇しました。足助エビネの森には、まだまだ、私の知らない花がありそうですね。

 

ヒメビシ(愛知県豊田市松平郷)13/09/21

松平郷で、毎年見ているヒシに、ヒメビシ・メビシ・オニビシがあると言う話。ここのヒシは、何となく小型なので、ヒメビシかも知れないと思い、果実の棘の数を数えて同定しようとしました。

 

ヒメビシの果実の棘(愛知県豊田市松平郷)13/10/16

後日確認して見ると、棘が4本(一本は、向こう側にある?)のようなので、ヒメビシであろう、と思います。

ヒヨクソウ(滋賀県伊吹山)13/07/19

伊吹山では、有り溢れた花で、あちこちにありました。

 

ヒヨクソウ(岐阜県伊吹山:笹又登山道)13/08/07

笹又登山道で見たものは、大きく成長していました。

 

フユザンショウの弾けた実(愛知県豊田市折平町林道脇)13/12/17

キジョランの綿毛を見に行く道すがら、棘が特徴的なフユザンショウの実が弾けていました。

 

ボクチアザミ(長野県阿智村蛇峠山狼煙台付近)13/09/14

今まで、見た事があるような無いようなアザミが、ふと、目にとまりました。初花では無いかもね。

 

ミヤマコアザミ(滋賀県伊吹山)13/07/19

ちょっと変わったアザミを見掛け、調べてみると、伊吹山固有種(?)のミヤマコアザミでした。伊吹山には、固有種が多いですね。

 

ミヤマタニタデ(長野県平谷村長者峰)13/08/29

この時期に、ここへ、ハナイカリ・ヒメトラノオなどを見に訪れるのですが、長者峰山頂の東屋(?)の下に、見た事のない、小さな白い花が...。ミヤマタニタデでした。

 

ムヨウラン(愛知県春日井市弥勒の森)13/06/06

ウスギムヨウランより大型で、花が全開しているムヨウラン属の花...。こんな花もあったんですね。

 

ムヨウランのアップ(愛知県春日井市弥勒の森)13/06/06

薄暗がりに在って、花が大きく、なかなかピントが合わせ辛い花でした。微風で揺れるし...

 

メガネツユクサ(愛知県春日井市庄内川河川敷)13/09/10

ツユクサにもこんな変種があるのですね。マメアサガオ・ホシアサガオ・アレチウリなどを探しに行って見付けました。

 

モミジバフウ(愛知県春日井市春日井グリンピア)13/04/19

モミジバフウには、こんな花が咲きます。全開したら、雄花と雌花のアップを撮影しましょう。

モミジバフウの雄花(愛知県春日井市春日井グリンピア)13/04/23

小花をもう少しアップで撮影すると良かったのかな?

 

モミジバフウの雌花(愛知県春日井市春日井グリンピア)13/04/23

地味な花ですね。

 

ルリトラノオ(滋賀県伊吹山)13/08/07

伊吹山固有種のルリトラノオは、私の想像以上に大繁茂していました。この花と言い、サラシナショウマ・メタカラコウと言い、伊吹山では、咲いている花の規模が違いますね。

 

ルリトラノオのアップ(滋賀県伊吹山)13/08/07

アップも、美しいですね。

 

ヤマタツナミソウ(愛知県豊田市大野瀬町)13/06/18

大野瀬町には、シャデシャジンの時期、ヤワタソウの時期、イワタバコの時期、オオバショウマの時期など、毎年数回訪れていますが、思い掛けず、遭遇しました。